筋トレで老化防止!アンチエイジング効果!

筋トレをしている人たちは同世代の人たちと比べて、見た目が若く見えるなんて思ったことはありませんか?
実際、筋トレにアンチエイジング効果はあるのでしょうか?
この記事では筋トレとアンチエイジングの関係について詳しく解説していきます。
是非最後までご覧ください。

アンチエイジングとは?
アンチエイジングとは、加齢に伴う心身の変化を完全に止めることはできないものの、その進行をできるだけ緩やかにすることで、見た目の若々しさだけでなく、体の内側から健康を維持し、活力に満ちた生活を送ることを目的とした取り組みであり、老化自体は誰にでも訪れる自然な現象であるものの、その進行速度や影響は遺伝的要因や生活習慣、環境要因などによって個人差が大きいのが特徴です。
このため、アンチエイジングの本質は、老化を可能な限りゆっくりと穏やかなものにし、心身の機能を長期間にわたり健やかに保つことであり、そのためには日々の生活において、健康的な食事を摂ること、適度な運動を取り入れること、十分な睡眠を確保すること、そしてストレスを適切に管理することなど、基本的な生活習慣を見直し整えることが必要不可欠です。
特に運動は、体力を維持し、筋肉量の減少を防ぐことで身体の機能を保つだけでなく、基礎代謝を向上させてエネルギー消費を効率化し、さらにホルモンバランスを整えることで内分泌系の健康を支え、精神的な安定をもたらすなど、多方面にわたる効果を発揮することから、アンチエイジングにおいて極めて重要な役割を担っています。
これらの取り組みが互いに補完し合いながら働くことで、心身ともに活力あふれる生活を長く維持し、年齢に縛られることなく豊かな人生を楽しむことが可能になるのです。
外見が老けて見えてしまう原因
外見が実年齢以上に老けて見えてしまう主な原因には、姿勢の悪さや筋肉量の減少、さらには表情筋の衰えや肌の弾力の低下など、複数の要因が複雑に絡み合っており、それぞれが個別に、あるいは相互に影響を与えながら老化を進行させることが挙げられます。
例えば、猫背や前かがみといった悪い姿勢は、見た目の印象を著しく損ねるだけでなく、身体の機能低下を引き起こす原因ともなり、健康面にも悪影響を及ぼします。一方で、加齢に伴う筋肉量の減少は、身体全体の輪郭が崩れ、結果として全身がたるんで見えるため、外見に老けた印象を与える大きな要因となります。
さらに、表情筋が衰えることで顔が無表情になりやすく、柔らかな笑顔を作ることが難しくなったり、顔全体の印象が硬く見えることで年齢を感じさせる要因となります。加えて、肌に関しては、年齢を重ねるとともにコラーゲンの生成量が減少し、それに伴い肌の弾力が失われることで、ハリやツヤがなくなり、シワやたるみが目立ちやすくなるという加齢特有の変化が見られます。
これらの要因の多くは、日常的に適切な運動習慣を取り入れることで改善が可能であり、特に筋力トレーニングは、筋肉量を維持するだけでなく、姿勢を改善し、身体全体のバランスを整える効果があるため、アンチエイジングの観点から非常に有効な手段として注目されています。
こうした取り組みを継続的に行うことで、見た目だけでなく身体の内側から若々しさを保ち、より自信に満ちた生活を送ることができるようになります。
アンチエイジングの観点から見た筋トレの効果
⒈筋肉量の減少防止、心肺機能向上、血流改善
特に注目されるのは、加齢に伴う筋肉量の減少を防ぐ役割であり、この現象は「サルコペニア」として知られています。サルコペニアとは、加齢による筋肉量の減少および筋力の低下を指し、この状態が進行すると基礎代謝が低下し、エネルギー消費が減ることで脂肪が蓄積しやすくなるほか、身体全体の機能が衰える原因にもなります。一般的に30歳を過ぎると、何もしなければ年間約1%ずつ筋肉量が減少すると言われており、この自然な筋肉量の減少は、老化を加速させる大きな要因の一つと考えられています。しかしながら、筋トレを取り入れることで、このサルコペニアを防ぐだけでなく、場合によっては筋肉量を増加させることも可能です
特に40代以降の女性にとっては、ホルモンバランスの変化による筋力低下が顕著になる時期であるため、この年代から筋トレを始めることは非常に重要です。ホルモンの変化は筋力だけでなく、骨密度や代謝機能にも影響を及ぼすため、適切な運動がこれらの悪影響を最小限に抑える手助けをします。筋トレを定期的に行うことで、筋肉量の維持や増加が期待できるほかに、基礎代謝が向上することでエネルギー消費が増え、体脂肪率の低下が促進されます。また、筋トレには骨密度を高める効果もあり、特に加齢とともにリスクが高まる骨粗しょう症の予防にもつながることから、健康寿命を延ばすうえで非常に重要な役割を果たします。
さらに、筋肉量が維持されることで、日常生活における動作がスムーズになり、体力の低下を防ぐだけでなく、活動的で自立した生活を続けることが可能となります。階段を上る、重い荷物を持つといった日常の基本的な動作が容易にできることは、精神的な自信にもつながり、より前向きな生活を送るための基盤を築きます。加えて、筋トレには心肺機能の向上や血流改善の効果もあるため、全身の健康を促進するだけでなく、肌や髪など外見にも良い影響を与えることが期待されます。これらの効果は、身体の内側から若々しさを保つことに直結し、アンチエイジングの一環としての筋トレの重要性をさらに高めています。
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⒉姿勢改善
良い姿勢は、見た目に若々しく健康的な印象を与えるだけでなく、身体の機能や健康全般にも良い影響を与えるため、加齢とともに特に意識したいポイントの一つです。加齢に伴い筋肉量が減少すると、姿勢を支える筋肉が弱くなり、猫背や前かがみ、腰の反りが強くなるといった姿勢の乱れが生じやすくなります。こうした姿勢の悪化は、見た目に老けた印象を与えるだけでなく、肩こりや首のこり、腰痛といった不調の原因にもなるため、放置することは健康や生活の質に大きな悪影響を及ぼします。
筋トレは、姿勢を支える筋肉を強化することで、こうした問題を根本から改善する手助けをします。特に、背中や腹部の筋肉を鍛えることで体幹が安定し、猫背や前かがみといった姿勢の悪化が効果的に改善されます。背中の筋肉(僧帽筋や広背筋など)は、肩を引き上げ胸を開く姿勢をサポートし、腹部の筋肉(腹直筋や腹斜筋など)は骨盤や背骨を適切な位置に保つ役割を果たします。また、首や肩周りの筋肉を強化することで、デスクワークやスマートフォンの使用など現代の生活習慣によって引き起こされる肩こりや首のこりもやわらぎ、疲労感の軽減にもつながります。
良い姿勢を維持できるようになると、単に見た目が整うだけでなく、全身の健康にも多くのメリットをもたらします。姿勢が改善されることで呼吸が深くなり、肺が十分に広がるようになるため、酸素の取り込み量が増え、身体全体に酸素が行き渡りやすくなります。これにより、新陳代謝が活性化し、疲労回復が早くなるだけでなく、エネルギー代謝も効率的に行われるようになります。さらに、姿勢の改善は内臓にも良い影響を与えます。姿勢が整うことで内臓が正しい位置に保たれ、胃腸の働きが活発になり、消化吸収や排泄がスムーズになるなど、消化器系の健康を向上させる効果も期待できます。
また、肩こりや腰痛といった日常的な不快感が軽減されることで、日々の生活が快適になり、活動的でポジティブな気持ちを維持することができるようになります。こうした身体的な効果に加え、良い姿勢は心理的な影響も大きく、姿勢が良くなることで自信が持てるようになり、堂々とした印象を与えることができます。これは他者からの評価にも影響し、社会的な場面での自己肯定感を高め、精神的な若々しさを保つ助けとなります。
⒊成長ホルモンやテストステロンの分泌を活性化
筋トレは、アンチエイジングにおいて重要な役割を果たす成長ホルモンやテストステロンといったホルモンの分泌を活性化させ、体内のホルモンバランスに良い影響を与える効果があります。これらのホルモンは若々しさや健康を保つために欠かせない要素であり、その分泌が加齢とともに減少することで、体力の低下や老化の進行が加速することが知られています。しかし、筋トレを定期的に行うことでこれらのホルモン分泌を自然に促進し、アンチエイジングの実現につなげることができます。
成長ホルモンはその名の通り、子どもの成長期に骨や筋肉の発達を促進する重要なホルモンですが、大人になってからもその役割は多岐にわたります。このホルモンには、脂肪分解の促進やタンパク質の合成を助ける働きがあり、筋肉の成長や修復をサポートすることで、筋肉量の維持や増加に寄与します。また、骨密度の維持にも関与しており、加齢による骨粗しょう症のリスクを軽減する助けとなります。さらに、肌の弾力性やハリを保つ効果もあり、見た目の若々しさを維持するうえでも非常に重要です。成長ホルモンは特に夜間の深い睡眠中に多く分泌されるため、筋トレによる刺激と良質な睡眠を組み合わせることで、その効果を最大限に引き出すことが可能です。
一方、テストステロンは一般的に男性ホルモンとして認識されていますが、実際には女性の体内にも少量存在し、重要な役割を果たしています。このホルモンには筋肉量を増加させる効果があり、筋力を向上させるだけでなく、基礎代謝を高めることでエネルギーの効率的な消費を促進します。また、骨密度を保つ働きもあるため、骨の健康を支えるうえでも重要です。さらに、テストステロンは気分を安定させる効果もあり、幸福感や自信を高めるなど、精神的な健康にも寄与します。特に筋トレを行うことで、このホルモンの分泌が自然に増加し、心身ともに若々しさを保つ助けとなります。
適度な強度の筋トレを行うことで、これらのホルモンが効率的に分泌される環境を整えることができ、結果として体内外からアンチエイジング効果が得られるのです。
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筋トレだけでなく有酸素運動もアンチエイジングに効果的
有酸素運動は心肺機能の向上や全身の血液循環の改善といった面でアンチエイジングに大きく貢献します。有酸素運動を定期的に行うことで、心臓や肺の働きが活発になり、血液循環が促進されるため、体内の細胞に酸素や栄養が効率よく供給されると同時に、代謝の過程で生じた老廃物がスムーズに排出されます。このように細胞の環境が整うことで、細胞レベルでの老化防止が期待できるのです。
また、有酸素運動には脂肪燃焼効果も高く、余分な体脂肪を減らし体重を適切に管理するのにも役立ちます。特に体脂肪の蓄積は、体内で慢性的な炎症を引き起こし、老化を加速させるリスクがあるため、適度な有酸素運動を取り入れることは体型維持のみならず、健康全般の維持にも効果的です。有酸素運動の中でも特に初心者におすすめなのがウォーキングです。ウォーキングは、特別な道具などが必要なく、どこでも簡単に始められるため、誰でも気軽に取り組むことができます。まずは1日30分、週3~4回を目標に始めるのがよいでしょう。ウォーキングは身体への負担が少なく、日常生活に取り入れやすい運動の一つであり、続けることで持久力が向上し、全身の血液循環がさらに促進されます。
ウォーキングに慣れてきたら、軽いジョギングに挑戦するのも良い選択です。ジョギングはウォーキングよりも運動強度が高いため、より効率的に心肺機能を鍛え、脂肪燃焼効果を高めることができます。体力やコンディションに合わせて、徐々に距離や時間を延ばしていくことで無理なく運動を続けることが可能です。また、サイクリングも楽しく取り組める有酸素運動の一つで、屋外では景色を楽しみながら風を感じられ、室内ではエアロバイクを使って天候に左右されず運動できるという利点があります。こうした運動は、自分のペースで始められるため、継続しやすいという点でも大きな魅力があります。
ただし、有酸素運動で注意すべきなのは、「適度な強度と時間を守る」という点です。有酸素運動は過度に行うと体内で活性酸素の生成が増加し、これが細胞を傷つけることで逆に老化を促進する可能性があるからです。適度な運動は活性酸素のバランスを保ち、抗酸化酵素の働きを高める効果がある一方で、長時間にわたる過度な運動は身体に負担をかけ、炎症を引き起こす原因となることがあるのです。そのため、有酸素運動の時間は1回あたり30分~60分程度に抑えることが理想的とされています。
有酸素運動は、筋トレと組み合わせて行うことで相乗効果が得られます。筋トレによって基礎代謝が高まり、脂肪燃焼効率が向上した状態で有酸素運動を行うことで、より効果的に脂肪を燃焼し、健康的で引き締まった身体を手に入れることができます。さらに、有酸素運動はストレスの軽減や気分の改善にも寄与するため、精神的な若々しさを保つうえでも重要な役割を果たします。
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まとめ
アンチエイジングはすぐに効果が出るものではありません。
小さなことの積み重ねが将来の自分に繋がります。
筋トレや有酸素運動を無理のない範囲でコツコツと継続していきましょう。
TRANSCENDでは、一人ひとりの状況に合わせて適したメニューを組んでいます。
通う頻度についても月2回、月4回、月8回の3つのプランから選択できるので、お気軽にご相談ください。